無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
社畜のススメ (新潮新書 445) 単行本 – 2011/11/1
「イタいサラリーマン」が増殖する原因はココにあります。
賢く確実に成長する方法とはなにか? 組織で働くとはどういうことか?
その答えが「社畜」にあります。
反発する人もいるでしょう。嘲笑する人もいるでしょう。
でも本書に綺麗事は一切ありません。現代サラリーマンの正しい戦略を指南します。
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/11/1
- ISBN-104106104458
- ISBN-13978-4106104459
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
著者からのコメント
たしかに本書で私が主張していることは、巷にあふれるビジネス書や自己啓発本にくらべれば、
キャッチーでもフレンドリーでもありません。
若手ならずとも敬遠しそうなことばかり書いています。
でも、本書に書いたことのほうが、サラリーマンすべてに通じる普遍的な処世術である。私にはその確信があります。
何となく働きながらモヤモヤ感がぬぐえない。----そんな若いサラリーマンたち。
部下の指導がどうもうまくいかない。---そんな上司、先輩サラリーマンたち。
会社のどこが間違っているのかがわからないーーそんな経営者たち。
私は、この本をそういう人に向けて書きました。
もちろんサラリーマン当事者だけではなく、彼ら彼女らをマネジメントしている経営層、共に人生を歩んでいる家族、これから就職しようとしている学生、いろいろな人々に読んでいただけることを願っております。
出版社からのコメント
これまで「社畜」という言葉は、「家畜のように会社に従い、自分の意志や信念を捨ててしまったサラリーマン」
という意味で使われ、蔑みや批判の対象でした。
しかし、多くの企業や職場を見てきた著者は、「社畜」でないサラリーマンこそ苦しんでいることに気づきます。
若手のうちから個性や自由を求めたり、キャリアアップを夢見て転職難民になったり、安易な自己啓発書にすがったり......。
「ひとりよがりの狭い価値観を捨て、まっさらな頭で仕事と向き合う。自分を過剰評価せず、組織の一員としての自覚を持つ」
本書で提唱するのは、こうした姿勢をもつ「クレバーな社畜」です。
サラリーマンには「社畜経験」が不可欠である、本当に成長するための最も賢い"戦略"であるーーその理由を解説します。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2011/11/1)
- 発売日 : 2011/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 191ページ
- ISBN-10 : 4106104458
- ISBN-13 : 978-4106104459
- Amazon 売れ筋ランキング: - 608,491位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,172位新潮新書
- - 38,147位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
そして藤本氏の「熱い思い」がひしひしと伝わってきたのも、爽快な気分になった一因であるように思う。
さて内容であるが、
サラリーマンの圧倒的多数が大企業に「正規雇用」され、年功序列・終身雇用がしっかりと守られ、リストラに怯えることも低賃金に喘ぐこともなく、配偶者は激務を心からおうえんしてくれ、「やりがい搾取」「同調圧力」といった概念は存在せず、上司はみんな『硫黄島における栗林忠道中将』のように慈愛と能力に満ちた人である。
そんな「パラレルワールド」に生きる若者にとっては、必携の一冊となるであろう。
あとは、昨年のテレビドラマ『半沢直樹』における東京セントラル証券の若手社員の皆さん! 部長に服従し社畜になるのも悪くありませんよ。下積みを12年重ねた暁には、その経験はきっと皆さんの鎧となり盾となって人間的成長の源となることでしょう。ただし半沢部長は天才型なので、くれぐれもマネしないように。
そして藤本氏の「熱い思い」がひしひしと伝わってきたのも、爽快な気分になった一因であるように思う。
さて内容であるが、
サラリーマンの圧倒的多数が大企業に「正規雇用」され、年功序列・終身雇用がしっかりと守られ、リストラに怯えることも低賃金に喘ぐこともなく、配偶者は激務を心からおうえんしてくれ、「やりがい搾取」「同調圧力」といった概念は存在せず、上司はみんな『硫黄島における栗林忠道中将』のように慈愛と能力に満ちた人である。
そんな「パラレルワールド」に生きる若者にとっては、必携の一冊となるであろう。
あとは、昨年のテレビドラマ『半沢直樹』における東京セントラル証券の若手社員の皆さん! 部長に服従し社畜になるのも悪くありませんよ。下積みを12年重ねた暁には、その経験はきっと皆さんの鎧となり盾となって人間的成長の源となることでしょう。ただし半沢部長は天才型なので、くれぐれもマネしないように。
主に学生や若いビジネスマン向けに書かれたこの本は、就活本などが勧める「自分らしさ」を確立する事がいかに初期のキャリア形成に害を及ぼすのか、「個性」は「孤性」という悲劇になるから、まずは会社の「歯車」となって模倣から学ぶべき、という強烈な先制パンチから始まる。「個性を大切にしろ」「自分らしく生きろ」「自分で考えろ」「会社の歯車になるな」という一般的に言われているポイントを、「サラリーマンの四大タブー」「博打的な生き方」として否定している。
要は仕事のレベルには、世阿弥でいうところの「守」「破」「離」があるので、「守」の段階では「自分らしい」仕事かどうか関係無く、来るものは拒まず、仕事をしろという主張。この主張を、楽天の三木谷 浩史、ファーストリテイリングの柳井正、大学教授の内田樹、等の事例を引き合いに出して説明している。特に、勝間勝代の「断る力」を、若い人向けにはバッサリ斬り捨てているのは明快。
また近頃の若者が好むとされる、「成果主義」、「一芸に秀でよ」、「残業ゼロを目指せ」「ワーク・ライフ・バランス」等についても、問題点を指摘しているのは興味深い。また「学歴主義は崩壊した」、「人事評価は公平」等の「思い込み」についても、明確に否定している。
センセーショナルなタイトルの割に、学生〜若者(20代)くらいに向けて書かれた、とても真面目な本。決して著者の主張全てに同意する訳ではないが、この年代の採用やトレーニングをする方は、普通と違う視点として読んでおいて損は無い。
後から見れば、コロンブスの卵ということか。
新入社員に読ませたいと思いましたが、勧める行為自体がパワハラと言われてしまいそうで・・・
良い意味で社畜になることで得られるものもがきっとあるんだろうな♪
と思いました。
章立ても「『自分らしさ』の罪」「会社の『歯車』となれ」と煽りまくっていて、
果たしてそれは編集者の意図によるものでしょうが、内容は考えていたよりまっとうでした。
著者の藤本さんは、ビジネス書に頻出する以下のフレーズを四大タブーとして取り上げます。
「個性を大事にしろ」「自分らしく生きろ」
「自分で考えろ」「会社の歯車になるな」
こうしたフレーズで頭でっかちになってしまった新人社員はサラリーマンとして成長できない。
まずは5年10年、会社、組織にどっぷり浸かって基礎体力を身に付けやがれ、
というのが本書の趣旨です。
確かに概ね正論だと思います。
上記フレーズを会社で新人がのたまおうものなら僕なら張り倒します。
初めは服従して「知識カード」を集め、検索エンジンを使う準備をするのが新人時代である。
という藤本さんの主張も、若い世代ならよりイメージしやすいかもしれないですよね。
あまたあるビジネス書の読み方(斜め読み)も、的を得ていると思いました。
ただ、これから社会人になる人たちはきっと藤本さんが思う以上に、
会社というものに期待していないと思います。
就職段階からインターンシップという名で体よく労働力搾取をされたり、
会社に入る前からデジタルツールや外国語能力を駆使するようなプレッシャーをかけられたり、
入社したら入社したで同期入社組は以前よりも少なく、
「精鋭」だとかいわれて負担を押し付けられて、
かといって先輩上司が新人だったときのように経費は使えず、
その分頭を使えと言われたりする始末。
こんな会社組織の畜産物になれというのは、
やはり生理的に人としての自尊心が揺さぶられると思うんです。
だからこの本から学ぶとすれば、「入った会社は使えるだけ使い倒せ」ということでしょうか。
研修制度も福利厚生も、そして業務自体も、
自分が自分らしく生きるための肥やしとして使いまくってやる。
将来「国畜」として社会的に養わなければならない先輩上司を、
今から気遣う必要なんてありませんよね。
ただそのために多少の我慢とはっきりとした自覚が必要だというのは、
この本の言う通りだと思います。
この本は学校を出たばかりの人間、30前の人間はまだまだ一人前でなく、先輩の指導を受け、また自己研さんに励めよという。その通りだと思うが、まわりの環境によっても状況は違うとは思う。とはいえ、前述したように就職そのものも親や先生の指示によるのだから周りの環境がおかしいとか他社と違うとか判断することさえできないだろう。ここはやはり石の上にも三年で自分の会社ばかりでなく、世の中をいろいろと勉強することも必要ではあるが、与えられた仕事を120%できるようになることが最低限のことだろうし、それができなければ何を言っても周りから認められないのも事実だ。
私の経験からだが、現状に文句ばかり言っている人は、他に移ってもまた同じことの繰り返しをした人が多い。独立する先輩をみて自分も独立するなんていう人も多くは失敗していた。人が独立するから自分もではなく、自分が独立できる状況になって初めて独立しなければうまくいくはずがない。
現在はガマンとか勤勉というのがダサイとみなされているようだが、そんなことはないと思う。最低限5年くらいは言われるままに働き、一人前になってから言いたいことを言うべきだろう。定年を過ぎて我が人生を振り返るとそう思う。
この本は一読の価値がある。もっとも60過ぎないとその価値にわからないかもしれない。
しかしながらタイトルが悪い。「初めて仕事に就いた人へ」とでもネーミングすべきだろうと思う。
自分で判断が出来るか分かった時に判断しなさい、
という内容。
それを著者は「社畜であれ」と書いている。
基本が大事なのは事実であり、その点については著者の考えに異論はない。
基本が身に付いていない状態では判断できないことを
判断しようとするのは間違いだという主張も確かにその通りだと思う。
だが、最後の残業の扱いの部分で気になることがあった。
著者自身が若いときは残業を好んでやっていたとある。
しかも残業代は不要だ、と。
どう考えてもこれは「仕事」ではない。
対価を得る気がないなら趣味と言った方が近い。
前半から著者が書いている「社畜」とは意味が全く違う。
やっていることは仕事だが、
著者自身が書いた「若いときは知識が無い」状態であり、
たまたま仕事が好きで没頭していただけ。
ところが本では「残業を嫌がってはいけない」と結ぶ。
著者は自分が残業を好きでやっていたことと結びつけているが、
趣味を好き好んでやっている人と、
残業が苦痛な人はまるで別の話であり、
それを同一視して「残業を嫌がってはいけない」とはあまりに雑。
途中までは丁寧に書いてあるのに、
なぜ最後の最後になってこんな雑になったのかが不思議でもある。